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タカハ劇団第17回公演『美談殺人』開幕!

パラブラは、タカハ劇団 第17回公演「美談殺人」のバリアフリーサポートを担当しています。
舞台手話通訳は、シアターアクセシビリティネットワーク(TA-net)さん監修のもと、舞台上で通訳をしながら一人の出演者として演技します。
字幕タブレットの見え方さらに、バリアフリー字幕のタブレット貸し出しがあり、この字幕もパラブラ監修のもと、劇団のオペレーターが芝居に合わせて操作する手作りのものです。
12月18日(土)14時の回では視覚障害の方もお楽しみいただけるよう、駅からの送迎サービスと事前舞台説明会があります。
ぜひこの機会にお楽しみください。
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舞台の場面写真 俳優の隣に手話通訳者
(舞台写真:塚田史香)

以下、開幕のプレスリリースより

2021年1月、駅前劇場にて上演する予定だったタカハ劇団 第17回公演『美談殺人』。緊急事態宣言の発令により公演の延期を発表した。この度、駅前劇場にて同じキャスト、スタッフが揃い、満を持して開幕。舞台『魔法使いの嫁』の脚本・演出や、主演・山田裕貴 NHKよるドラ「ここは今から倫理です。」の脚本を担当し、同ドラマが3月度ギャラクシー賞月間賞を獲得など注目の高まる高羽彩の新作書き下ろしだ。

「人は美談に殺される――」というキャッチフレーズをかかげる本作の背景は、理想の死に様を人々に提供する美談作家が花形職業としてもてはやされている、平均寿命が50歳まで低下した日本。幼い頃から貧しい暮らしをしている一人の男性と、日本一売れている美談作家の出会いをきっかけに“美談”が世間を大きく揺らがすことになる。フィクション度合いが強い設定でありながら、誰でも指一本で全世界に向けて発信できてしまう昨今の時世を鋭い視点で切り取り、自ら生み出したものが意図せず歪んだ方向に広がっていく恐怖を描き出す。

大量のゴミで溢れかえった“歌舞伎町”で暮らす浮浪者・宗輔に町田水城(はえぎわ)、日本で最も売れている美談作家・三好瞳子に柿丸美智恵宗輔の育ての親で浮浪者たちのまとめ役・閣下と、総理秘書官・竹田の二役に福本伸一(ラッパ屋)、三好瞳子の書生・岡本美由紀に高羽彩。さらに、舞台手話通訳をしながら、宗輔の妹・マルを田中結夏(TA-net)が演じる。手話通訳のほか、字幕タブレットの導入、12月18日(土)14時公演の開演前には「下北沢駅」までのお迎え・事前舞台説明会といった、劇場でのバリアフリー化に取り組んでいる。

●高羽彩コメント

高羽彩さんプロフィール画像今年一月に『美談殺人』の延期を決めてから、約一年。ついに初日を迎えることができました。一年の塩漬け期間に見合う作品に仕上がっていると思います。これだけ制作期間が長期になることもなかなかないと思いますので、たくさんの皆様に目撃していただけると嬉しいです。
「社会と作品の距離感」なんてことがよく話題になりますが、『美談殺人』と社会の距離感はこんな感じです。
ご覧いただいた方がどう感じてくださるのか楽しみでなりません。

●タカハ劇団とは

高羽彩が脚本・演出・主宰をつとめるプロデュースユニット。2005年、早稲田大学にて旗揚げし、大学内外より高い評価を得る。日常に普遍的に存在しているちいさな絶望や、どんな壮絶な状況でも変わることのない人間の些細なあり方、生き方を笑い飛ばしながらすくい取る、リリカルでクールな作風が特徴。

●高羽彩プロフィール

脚本家・演出家・役者。静岡県出身。
役者を目指し早稲田大学に入学するもいっこうに出演オファーがなかったため、2005年にみずからプロデュースユニット「タカハ劇団」を旗揚げ。以降、全ての主宰公演で脚本・演出をつとめる。舞台脚本以外にもアニメ・ドラマ・小説など、執筆の場は多岐にわたる。タカハ劇団第12回公演『嘘より、甘い』(2016年)では、主演の佐藤誓が紀伊國屋演劇賞を受賞。

【主な活動歴】
〈舞台〉
タカハ劇団全作品の脚本・演出。神奈川芸術劇場「耳なし芳一」(演出:宮本亜門)脚本(2013年)、他
〈アニメ〉
『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012年)、『魔法使いの嫁』(2016年~)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018年)
〈ドラマ〉
NHK よるドラ「ここは今から倫理です。」(主演・山田裕貴)(2021年)
NHK BSプレミアム 足立区発地域ドラマ『千住クレイジーボーイズ』(2017年)他

●公演情報
タカハ劇団 第17回公演『美談殺人』
脚本・演出:高羽彩
出演:町田水城(はえぎわ) 柿丸美智恵 高羽彩 福本伸一(ラッパ屋)/舞台手話通訳:田中結夏(TA-net)
日程:2021年12月16日(木)~20日(月)
会場:下北沢 駅前劇場
HP:http://takaha-gekidan.net/
お問合せ:info@takaha-gekidan.net
企画・製作:タカハ劇団

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