明日をへぐる ドキュメンタリー映画 監督 今井友樹 シグロ作品

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音声ガイドについて

映画『明日をへぐる』はアプリ「UDCast(ユーディーキャスト)」で、いつどの回でも音声ガイド付きでお楽しみいただけます。

UDCastとは、字幕や手話の表示、音声ガイドの再生等が可能なアプリです。映画の音声をスマートフォン等の端末のマイクが拾うことで、自動的に場面に合った音声ガイドを再生することができます。

音声ガイドとは?

音声ガイドは、テロップや情景、人物の動きなど作品の「画」の情報を言葉で説明するナレーションです。美術館などの「音声ガイド」とはちょっと違って、目の見えない、見えづらい方が、映画の音声と合わせて聞くことで映画を楽しむことができるように作られたものです。対応している作品は映画館の中でアプリを立ち上げることで、どなたでも無料でお楽しみいただけます。

映画『明日をへぐる』の音声ガイドは、今井監督も制作に参加いただきました。
そのモニター検討会を再現した体験ワークショップを行った際のレポートはこちらです。https://palabra-i.co.jp/2021/08/monitorws-report/

監督から頂いたコメントもあわせてご覧ください。

この「音声ガイド」いったいどんなものなのでしょうか。本作は、目の見えない、見えづらい方にもお楽しみいただけるように、予告編とポスターを「音声ガイド」してみました。

音声ガイドつき予告編

仁淀川にかかる沈下橋。

『ドキュメンタリー 監督 今井友樹(いまい・ともき)シグロ作品』
『明日(あす)をへぐる』

この音声は通常版の予告編にはありません。この男性のナレーションが音声ガイドです。目で見てわかるタイトルの情報や、情景について説明しています。

音声ガイドの文字起こしはこちらの記事で紹介しております。

ポスターの音声ガイド

このように、音声ガイドは「目で見たまま」ナレーションするのですが、このポスターを言葉で表現、「音声ガイド」するとしたら、あなたはどのような説明をしますか?

田島征三作画の、甑をモチーフにした「明日をへぐる」のポスター画。多彩な色使いで力強くも繊細に描かれている。

今回、パラブラの音声ガイド制作者がつくった例は、こちらです。

白いキャンバスの真ん中に、和紙の原料である楮を蒸すための木製の道具、甑(こしき)の絵。
映画の中に登場します。
画材は泥絵の具です。
味わいのある縦の線をいくつも重ねてこしきの表面を表現してあります。
色は茶色、赤紫、黄土色が濃淡を変えて重ねぬりされていて、長年使い込まれた雰囲気が伝わります。てっぺんに赤紫色の煙突のようなものが突き出ています。これは実際にはこしきについているものではないのですが、この絵では、こしきが果物で、この煙突がヘタのようにも見えます。
この煙突からひものようなものが伸びているのですが、これは実際にはこしきを持ち上げるための棒です。
背景には黒い絵の具を飛び散らせてあり、躍動的な線や点を作り出しています。その線と線が偶然に作り出したスペースに青色、水色、緑色が塗りこまれ、こしきからの蒸気やコウゾ畑の山の緑、はたまた仁淀川の美しい水を表しているようにも見えます。
こしきの真ん中あたりに白い文字で映画のタイトル「明日をへぐる」
ドキュメンタリー映画 監督 今井友樹 と書かれています。
右下の隅に、画家の署名と2021と記されています。
描いたのは画家の田島征三(たしま・せいぞう)さん。
映画の中に登場する1996年の映画「絵の中のぼくの村」の原作者でもあります。
田島さんはこの絵をどのような思いで描かれたのかお聞きしたところ、
「コウゾを蒸す湯気がもうもうと、山里に湧き上がる様をイメージして描きました」とのことでした。

パンフレットの採録シナリオには音声ガイドを全文収録!

今回、なんとパンフレットにこの音声ガイドが全文収録されているんです。ぜひあわせてお楽しみください。

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