Service 業務内容
私たちが考える文化芸術のバリアフリー
文化芸術を誰もが楽しめる、ひらかれたものに
パラブラが考える未来の文化芸術
なぜ文化芸術をバリアフリーにするの?
見えない・見えにくい人
約164万人
(社団法人日本眼科医会(2009), 報道用資料より)
聞こえない・聞こえにくい人
約1000万人
(補聴器供給システムの在り方研究会(2004),
「適正な補聴器普及普及のための供給システムに関する調査」より)
バリアフリー対応がないと、楽しめない…。
観たい作品の鑑賞をあきらめてしまう…。
バリアフリー化によって
これらのお客様に作品を届けることができます。
バリアフリーは作品の魅力を伝える ツール
アプリ「UDCast」
ダウンロード数
約63500DL
(2020 年 11 月 17 日時点)
リピート鑑賞にも活用されています。
作品製作者の製作意図を知るツールにも!
でも、バリアフリーについて不安がいっぱい
バリアフリー化したいけれど、何から始めればいいか分からず不安
字幕や音声ガイドを作ってもお客さんに使ってもらえるか不安
障害があるお客様が来場されても、適切な対応ができるか不安
そんなときは にお任せください!
Palabraの考える文化芸術のバリアフリー
できることからでOK!
「できない・わからない」ことがあってもOK!
100%でなくてもOK!
必要なバリアフリー対応は作品やイベント、施設によってそれぞれです。
わたしたちと一緒に考えていきましょう!
バリアフリーコンサルティング
バリアフリー版制作
パラブラのバリアフリー字幕や音声ガイド制作は「当事者性」と「作品性」を大切にしています。
そのため、映画監督やプロデューサー等映画製作者と視聴覚障害者と一緒にモニター検討会を実施します。
映像の意図や、作品の背景を正確に理解してバリアフリー版を制作いたします。
Palabraの制作の特徴
1.当事者との接点を持ちながら制作いたします
バリアフリー日本語字幕・音声ガイドの制作過程の中で、モニター検討会を実施いたします。
実際に字幕や音声ガイドを利用する立場として聴覚障害・視覚障害の当事者の方と、その映像作品を作った映像製作者を交えて、プレビュー及び意見交換を行う場です。
当事者からの意見や、製作者側の製作意図を確認しながら、より分かりやすく映像に合った字幕や音声ガイドが提供できるよう、原稿のブラッシュアップを行います。
また、日常的に当事者との接点を持つことで、上映の際の広報やご感想のフィードバックにも取り組んでいます。
2.作品に寄り添って制作いたします
邦画・洋画・アニメ・ドキュメンタリー、ジャンルにとらわれず様々な作品をバリアフリー化してきました。
映像作品がひとつとして同じものはないように、字幕・音声ガイドもマニュアル化することはできないと考え、作品に合わせた柔軟なアプローチを心がけています。
映像製作者にご参加いただき、演出意図・背景を丁寧に確認しながら制作することで、作品の「新しい表現の場」を創出し、新たな観客を獲得します。
3.作品を届けるお手伝いをいたします
観たい人に届けたい、だけど何をどうしたらいいかわからないという場合にも、様々なご提案が可能です。
私たちが運営しているアプリUDCastによる提供なら、全国どの劇場でもお楽しみいただけます。
字幕・音声ガイドの制作が公開時には間に合わなくても、パッケージや上映会で対応するケースもあります。
上映会で必要な方だけに音声ガイドを提供したい。ライブのイベントに字幕をつけたい。などぜひご相談ください。
観たい方に確実に届けることで、作品の可能性を広げます。
映像のバリアフリー化
映画や放送番組、DVD/Blu-rayなどの映像コンテンツのバリアフリー日本語字幕制作、音声ガイド制作、手話映像制作、多言語対応等を行っております。
1. バリアフリー日本語字幕
バリアフリー日本語字幕は、映像作品の「音」が伝えている情報を文字で表現したものです。翻訳字幕と違い、セリフだけでなく、話者名や効果音、音楽など耳で聞こえる音声情報を文字化し、主に聴覚障害の方や高齢の方に提供するものです。バリアフリー字幕、字幕ガイドと呼ばれる場合もあります。
2. 音声ガイド
音声ガイドは、映像作品の「画」が伝えている情報を言葉で説明したナレーションのことです。美術館や歌舞伎の音声ガイドとは異なり、映画の場面や人物の動きなど、目から入る情報を言葉で説明し、主に視覚障害の方に提供するものです。音声解説、副音声と呼ばれる場合もあります。
3. 手話映像
手話映像は、映像作品の「音」が伝えている情報を手話で表現したものです。
聴覚障害の方の中には、手話を第一言語としている方もいらっしゃるので、日本語字幕よりも手話の方が内容を理解しやすい場合もあります。
手話映像の制作では、手話を第一言語として使っている聴覚障害当事者の方やろう者の俳優さんに出演して頂くなど、映像内容に合った手話映像制作をしております。
4. 多言語対応
オリンピック・パラリンピックに向けて需要が増えてきている外国人向けの多言語対応も可能です。映画・映像に限らず、美術館、博物館、水族館などの展示施設やイベント、アトラクション、観光施設等でもバリアフリー対応をすることができます。
【翻訳字幕/日本語吹き替え】
海外の映像の日本語字幕及び日本語吹替えも対応可能です。
映像のバリアフリー化の流れ
- 制作のご依頼
- 素材提供
- バリアフリー日本語字幕・音声ガイド制作
- モニター検討会
- 字幕・音声ガイド原稿完成
- 収録・MIX
- 劇場公開
- UDCastにて配信
導入の流れ http://udcast.net/flow/ - バリアフリー上映用DCP・ディスク作成
字幕・音声ガイドのオンオフ可能
※両方を実施するか、どちらかを選択するかは作品ごとの判断になります。
- UDCastにて配信
- 上映広報メルマガやSNSでユーザーに上映情報を発信
作品ホームページにも対応情報を掲載ください。 - Blu-ray&DVDディスク収録用の字幕・音声ガイドを納品いたします。
自主上映用のディスクも制作いたします。
アプリ「UDCast」開発・運営
字幕や手話の表示、音声ガイド再生等が可能なアプリ「UDCast」(ユーディーキャスト)の開発・運営を行っております。
映画・映像の「音声」をスマートフォン等の携帯端末のマイクが拾うことで、事前に制作した字幕、手話、音声ガイドを提供することができます。
映画や放送番組、Web動画、展示施設など対して、障害や言語に関係なく、利用者が求める情報を得ることができます。
映画・映像以外にも、施設の館内放送や防災放送に対しての日本語字幕や音声ガイド、多言語字幕対応もすることができ、幅広いバリアフリーの用途を持ったアプリケーションです。詳しくは「UDCast」のサイトをご覧ください。
配給事業/パラブラ映画部の運営
パラブラでは、映画をより多くの観客に届けるため、配給事業をはじめます。「パラブラ映画部」のホームページでは、映画のオンライン配信・ディスク販売・映画にまつわる情報を発信しています。
研修事業/シネマテーク動画教室
パラブラでは、バリアフリー対応に関するさまざまな研修を実施してきました。字幕や音声ガイドのワークショップでは、視聴覚障害のあるモニターとの交流やバリアフリー制作体験をしていただきます。お客様対応などのスタッフ研修も承っております。
また、映像制作のプロが撮影・編集等を指導する講座を不定期で開講しています。映像制作会社の新人研修や大学での特別講座など個別での対応も行っております。
パラブラの講座のポイント
- 第一線のプロが講師として指導いたしますので、即戦力となる技術を学ぶことができます。
- どのような技術を学びたいかなどご要望をお伺いし、最適な講師を選ばせて頂きます。
- 企業のPR映像、会社説明会、決算発表会などで使用するIR映像などの制作も承ります。
- バリアフリー日本語字幕、手話映像、音声ガイド、多言語字幕の制作も同時に承ることが可能です。
村上浩康監督
『東京干潟』『蟹の惑星』
バリアフリー版の製作は、私にとって映画という表現を再認識させていただく貴重な機会となりました。
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