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『新藤兼人賞』授賞式レポート
今年度から『新藤兼人賞』金賞の副賞に「UDCast賞」が新設されることになりました。
金賞を受賞した村上浩康監督の『東京干潟』『蟹の惑星』の日本語字幕と音声ガイドを制作し、アプリ「UDCast」で提供するまでパラブラがサポートいたします。
『新藤兼人賞』は、現役プロデューサーのみが審査員をつとめる日本で唯一の新人監督賞です。「この監督と組んで仕事をしてみたい」 「今後この監督に映画を作らせてみたい」 という観点からその年度で最も優れた新人監督が選ばれます。主催の協同組合日本映画製作者協会様のご協力のもと、協賛が実現いたしました。
バリアフリー制作やUDCastの認知が広まり、視覚障害者や聴覚障害者のお客様が多様な作品を楽しむきっかけになれば幸いです。
12月6日に開催された授賞式には代表の山上がプレゼンターとして登壇しました。
また、授賞式に手話通訳が用意され、字幕や音声ガイドのユーザーにもご列席いただくことができました。みなさん、UDCast賞が新設され、受賞作が字幕・音声ガイド付きで観られるようになることをとても喜んでおられました。
受賞された村上監督は、「映画の作り手としても、知らなかった角度から作品を見直す機会になる」と、バリアフリー版の制作を楽しみにしているとのことで、ユーザーの皆さんとも積極的に交流されていました。「この製作には私も参加させていただきます。より多くの皆様に鑑賞していただけること大変嬉しいです」とTwitterにコメントされています。
日本映画製作者協会様は、「新人監督作品は、低予算であったり、公開館数が少ないことも多い中、日本映画製作者協会が年間ナンバー1に選んだ新人監督の作品がバリアフリー化され、優れた作品をより多くの観客にお届けできることに期待しています。日本映画製作者協会はバリアフリー映画の普及推進を推奨しています」とコメントされました。
どうぞお楽しみに!